2005 - ならば、意味から解放された響きは『音』の世界の深淵を語る。@256kb/s Tracklist: 01.己が分を知りて及ばざる時は速やかに止むるを『智』と言うべし。
02.思想とは我々の選ぶものを見せず、我々の好むものを『見』せる。
03.不安なのは事柄にでは無く、それに関する人の『考』えにである。
04.欲は全ての言葉を話し、全ての役を演じ、無欲者すら『演』ずる。
05.退屈な原作の滑稽さを直視させる模倣だけが真の『模倣』である。
06.暗黒中での想像力は明るい光よりも逞しく働くのを『常』とする。
07.沈黙中の表情にこそ、言葉選びに勝る本当の雄弁が『存在』する。
08.怒りは愚かな者を殺し、妬みは馬鹿者の生命を『瞬間』ごと苛む。
09.我々は希望に従って約束をし、恐怖にかられて約束を『果』たす。
10.人が空想で描く世界よりも、人が生きる現実は『遥』かに物深い。
2007 - それは、鳴り響く世界から現実的な音を『歌』おうとする思考。@192kb/s Tracklist: 01.如何に強大な精神や力といえども知性なくしては『無』に等しい。
02.美しき旋律も、音を語る言を持たずしては心にも『留』めがたし。
03.愛も信仰も同じ様に日々のささやかな勤行でのみ『維持』される。
04.明日を最も必要としないものが、最も快く明日に立ち『向』かう。
05.大胆は無知と卑劣の子であって、他の資格よりはるかに『劣』る。
06.言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。
07.節度と正義は、ただ優者のみが勝手に利用しうる『名目』である。
08.心は正しい目標を欠いてしまうと偽りの方向にはけ口を『作』る。
09.何らの苦しみにもあわずして、何人をも幸福とは『呼』ぶなかれ。
10.人間とは理性によって自己自身を破壊する能力を『有』している。
2008 - まして、心と五感が一致するなら全て最上の『音楽』に変ずる。@192kb/s Tracklist: 01. 人間は自由なものとして生まれ、至る所で『鎖』に繋がれてゆく。
02. 他に寄せる信頼の大部分は、己の内に抱く自信から『生』まれる。
03. 夢とは現実という平凡なものに付ける美しさに似た『嘘』の俗称。
04. いつも好転する未来を望み、しかし時節の変化は『恐』れている。
05. 弱いというものは哀れな事だ、敢えて行うにしろ『忍』ぶにしろ。
06. 具眼の士に検閲されることは、最も正しい『価値』の決定である。
07. 詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しい『慰』めである。
08. 人は他人の不幸には充分耐えられるだけの強さを『持』っている。
09. 理は公平な判断を望み、怒りは判断が公平に見える事を『望』む。
10. 意味の在る巡り会いを求めず、出会いに『意味』を見つけて行く。
11. 歌を謡って眠らせてやりたい。誰かの傍に坐り『謡』っていたい。
12. 「無論做什麼都好」,用輕聲細語説出名為『自由』という『脅迫』